笑桃 さいぐさ桃園は、山梨の美味しい桃を朝採りの新鮮なまま通販でお届けしています。こちらのブログでは、桃や桃畑についてのお話や、当園の桃のがあなたのお手元に届くまでをご紹介していきます。

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      2024/06/17

【桃畑のアクシデント】桃の木が折れてしまいました。被害と応急の対応は・・・。

折れた枝

桃畑に行ってみると目に入った光景にびっくり

折れた桃の木

今朝、桃畑に行くと・・・。
朝から衝撃的な光景が。

完全に折れてますね。
写真では、少し分かりにくいでしょうか。

折れた部分の写真がこちら。

折れた桃の木2

主幹から伸びる主枝のひとつが見るも無残に
ボキッと折れてしまっていますね。

これは主枝なので太い枝なのですが、
そこから沢山の枝が派生していますので、
この主枝にかかる負荷は相当なものです。

かろうじて枝の下側部分が繋がっています。
今回良かったのは、この点です。

原因として考えられるのは、

もう少し桃が大きくなると桃の枝を支える
『つっかえ棒』と呼ばれる棒を畑中に入れて、
枝が折れないように支えるのですが、
それを行う前に起こってしまった参事です。

原因として考えられるのは、

・もともと若い木ではなかったこと。
・早生(わせ)の品種なので、すでに桃の実が大きく
成長し始めていたので一気に、重みが増したこと。
・毎日、午後になると吹く強風の影響

でしょうか。

考えるべきは、応急的な対応をどうするか

見た瞬間は落ち込みますが、だからと言って
いつまでもがっかりばかりしていられません。

実際、こうなってしまうと収穫はかなり厳しいのですが、
先ほども触れましたが、完全に枝が落ちている訳ではなく
枝の下側で少しだけ繋がっています。

養分は根から吸い上げられて、木の中を巡りますが、
このかろうじて繋がっている部分からも養分は流れてます。
でも折れた枝より先の実は、どの程度成長してくれるか分かりません。

そこで、まず。

つっかえ棒を使って木を支えます

地面に落ちてしまった枝を持ち上げ、つっかえ棒を数か所入れて支えます。

折れた木の対策

やはり相当な重さです。

ここから桃の実を落としていきます。
摘果する訳ですが、通常よりも多めに落とします。
(というか、ほとんど落とします)

・実を落として木を軽くして、木の負担を軽くする
・養分が通常よりも流れにくいので、実を減らして
 一つ一つの桃により多くの栄養が流れるように

の2つ目的です。

これで、ひとまずこの夏を過ごします。
あとは木の力を信じて見守るしかありません。

少しでも桃が生き残ってくれればありがたいな、と思います。

 

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