2024/06/20
【桃の袋かけ】1日に何千枚も! 桃の実の一つ一つに手作業で袋をかけます。何日も続く、この果てしない作業のコツは。
美しい桃を作る為に大切な『袋かけ』
現在、さいぐさ桃園では『摘果』を終えて、『袋かけ』という作業に入っています。
なぜ桃の実に袋をかけるの?
では、どうして桃の実に袋をかけるのか、理由をご存知ですか?
・裂果(桃の実が割れること)や傷がつくことを防ぐ
・病気、害虫から桃を守り、また病気、害虫の防除の為の薬剤散布を減らすことができる
・その後の桃の色付きが良くなり、見た目から美味しそうな桃ができる
と様々なメリットがあります。
使用する袋と、風に負けない袋のかけ方
使う袋は、下の写真のようなものです。
上の写真が2重の袋、下の写真が1重の袋です。
実際は、品種によって袋の長さが違ったり、更に種類はいっぱいあります。
どちらの写真も袋の右上辺りに黒い線が入っているのが見えるでしょうか?
これ、実は針金なんです。
1 袋を広げ、桃の実を包むように袋を実の下から被せます。
2 袋の上部の角の部分を重ね合わせ、
針金がない角の方を、針金に巻き付け折り込みます。
3 次に、針金側の角でもう一方の角を抑え込むように折り曲げます。
4 最後にもう一度、折り込んだ針金を、更にもう一度折り込むことで
雨にも負けず、風にも負けず、落ちない袋かけの完成です。
※袋かけのやり方は、かなり個人差があります。
とにかく落ちないようにかけることができれば、
実際は問題ないです!
一つ一つ手作業で行うこの『袋かけ』。少しでも早く終わらせるコツ。
早く起きて作業を始めます。
途中で投げ出さず、ひたむきに頑張ります。
これしかないですね。
早起きする為には、早寝も大切。
これが実は一番大変かもしれませんが、
身体が資本のこの仕事。
明日も早起きして頑張りましょう!