【桃の除袋(じょたい)】気が遠くなる様な思いで桃の実にかけた袋を取り除きます。取り除くのは、あっという間です。
実に綺麗な色をつける為、袋を取り除きます。
今日、ご紹介する作業は『除袋(じょたい)』と呼ばれる作業ですね。
作業の内容は、読んで字のごとくですが、桃の実の一つ一つにかけた袋を取り除くことです。
以前、『袋かけ』の作業をご紹介した際に、
桃に袋をかける理由もお話しました。
(『袋かけ』のお話はこちらから)
今度、袋を取り除くのは、厚い袋がかかったままでは、
桃の実に太陽の光が当たらないことが理由です。
桃の色付きに、太陽の光がとても大切なのは、
こちらの『シルバー敷き』のご紹介の時にもお話しましたが、
シルバーを敷くのは、厚い袋を取り除いた後になります。
以前、『ちよひめ』という極早生の桃にシルバーを敷きましたが、
『ちよひめ』にかけたのは、「1重」の白い袋です。
収穫まで、間がない極早生の桃には、「2重」の袋ではなく、
こちらを使用しています。
取り除く作業が必要になるのは、「2重」の袋。
厚い外側の袋だけを取り除き、白い薄い袋は収穫まで残したままです。
かけるのは大変、取り除くのは一瞬。
かけるのは少し大変なんですが、取り除くときは
袋の下を掴んで優しく引っ張るだけです。
今日、除袋を行った「加納岩白桃(かのいわはくとう)」ですが、
袋をかけるときは、2日がかり。
取り除く作業は、2時間でした。
『除袋』を行うタイミングについて。
この「除袋」作業ですが、行うタイミングが少し難しい。
早すぎてもダメ、遅すぎてもダメです。
早すぎると、「袋かけ」をする理由でも話した、
「桃の傷つきや病気・害虫から桃を守る」ことができない
期間が長くなってしまいます。
遅すぎると、その後の桃への色付きが間に合わず、
綺麗な色になる前に、収穫のタイミングになってしまいます。
袋を1枚外してみて、緑色だった桃の実から、
色が抜けてきて、黄色味がかった白色の桃になってきたら、
袋を取り除くタイミングです。
この後は、シルバーを敷いたら1週間から10日ほどで
待ちに待った収穫を迎えることになります。
本日、行った『除袋』、そして『シルバー敷き』。
加納岩白桃の収穫、出荷はここから7日~10日後くらいになるでしょうか。
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