笑桃 さいぐさ桃園は、山梨の美味しい桃を朝採りの新鮮なまま通販でお届けしています。こちらのブログでは、桃や桃畑についてのお話や、当園の桃のがあなたのお手元に届くまでをご紹介していきます。

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      2024/06/24

【枝受け支柱の設置作業】シルバーを敷いただけでは、効果半減。たくさんの桃に光を行き渡らせる工夫とは。

つっかえ棒を入れて畑を明るく

シルバーの効果をより発揮する方法

以前、お話しました「シルバー敷き」。
太陽の光を反射させて桃に当て、色付を良くする為とお話しました。

しかし、シルバーを敷いただけでは、なかなか桃の一つ一つにまで
光を行き届かせることはできません。

下の写真は、シルバーを敷いたあとの写真です。

シルバーを敷いた後、何もしていない畑。

シルバーを敷いて、そのまま何もしていない状態です。

シルバーが敷き詰められていますが、畑全体はうっそうとして、
少し薄暗く感じます。

桃の葉が折り重なって、光が地面まで届かない所がたくさんあります。
地面に光が届かなければ、シルバーの反射効果もあまり意味がありません。

では、どうするか。

ここで登場するのが、「枝受け支柱」というものです。
農家は、「つっかえ棒」と呼んでいます。

この「つっかえ棒」を折り重なった枝の下に入れて押し上げます。
そうやって枝の重なりをずらしてあげて、光を畑に取り込みます。

つっかえ棒を入れた後の畑。

つっかえ棒を入れると、光が畑に入ります。

 

ちょっと、写真の角度を間違ってしまいましたが、
つっかえ棒を入れる前に比べて、畑全体に光が
入るようになったのが、分かるでしょうか。

このようにして、全ての桃の実に光が行き届くように
していきます。

それだけじゃない、「つっかえ棒」の役割

また以前ブログでもご紹介しましたが、枝が桃の実の重みで
折れてしまうことがあります。
そういう恐れがある箇所も、「つっかえ棒」で枝を支え、
未然に防ぐことができます。

「除袋」「シルバー敷き」「つっかえ棒」、そして『収穫』の繰り返し

ここからは、時期をずらしながら成長する桃に対し、
『除袋』を行い、『シルバーを敷く』、
そこに『つっかえ棒』をする。

それぞれの品種の桃にこれらの作業を繰り返します。
正確には、それぞれの桃の成長に合わせ、
これらの作業を同時に並行しながら行っていきます。

もちろん、その間には『収穫』や『出荷の準備』も
入ってきます。

現在、さいぐさ桃園では『日川白鳳(ひかわはくほう)』の
収穫が始まりました。

『加納岩白桃』のシルバー敷きをしたばかりですが、
またその次の品種の『除袋』『シルバー敷き』も間近です。

日に日に大きくなっていく桃に合わせて、
目まぐるしく作業を行っていく時期になりましたが、
美味しい桃をお届けできるように農園スタッフ一同頑張っていきます。

『加納岩白桃』の出荷をお楽しみお待ちください。

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