2024/06/17
【剪定】こんなに切るの? 桃の木の剪定で落とす、驚きの枝の量。
桃の木が休眠している、極寒の時期に行う『剪定』作業
今年も桃の花が綺麗な季節がやってきましたね。
今、桃園では『摘花』作業の真っ最中です。
冬に間に剪定作業を行い、残った枝に蕾(つぼみ)ができて、
やがて花が咲きます。
摘花というのは、文字通り花を落とす作業のことですが、ここに至るまでにいくつかの工程があります。
少し時間を遡って、これまで冬の間に行った作業を順にご紹介したいと思います。
【剪定(せんてい)】
切る枝の量は、驚きの3分の2。
冬に備え「敷き藁」を行いましたが、まだ冬の間に行うのが剪定です。
剪定は、桃の木が休眠に入る12月~2月頃を目安に行う、枝を切っていく作業のこと。
剪定を行う目的は、バランス良く枝を切り、木の形を整えていくことで、樹勢を保つこと、
そして風通しがよく、太陽の光が木全体で浴びることができるような状態を作ることです。
ここで残す枝は、およそ3分の1。つまり3分の2ほどは切ってしまうんですね。
でも剪定は、やがて桃が実る時に、桃を大きく、そして桃の色付きをよくするため、とても重要な作業です。