2024/06/17
【摘蕾・摘花】読み方は【てきらい・てきか】 ではどんな作業でしょう?
桃を大きく、美味しく育てる為に。『摘蕾・摘花』
前回ご紹介しました剪定に続き、行う作業はこちらになります。
【摘蕾(てきらい)・摘花(てきか)】
摘蕾・摘花作業を行うのは、3月~4月の中旬ころ。
摘蕾が、花が咲く前の花芽(つぼみ)ができる時期に、これを間引いていく作業なのに対し、
摘花は、桃の花が咲き始めた時期に、花を間引いていく作業です。
綺麗な満開の桃の花が咲いた後。それと同じだけ実がなります。
桃は、花が咲いた場所に実がなります。花芽や花を摘み取らずにおくと、満開の花が咲いたあと、木には沢山の桃の実がなります。
木は花を咲かせる為に、沢山の養分を取られてしまい、また大量についた実には、
一つ一つに充分な栄養が行き届かないため、小さく甘味のない桃になってしまいます。
と言っても、この段階では多めに残します。
この後行われる本摘果で、しっかりと残す実を決定していきます。
この地道な摘蕾・摘花、そしてこの行われる摘果が、その後育つ桃を綺麗に色付かせ、大きく、そして甘くしていくことに繋がっていきます。